近畿大学岩前教授の調査では、断熱性の高い住宅に転居した場合、気管支喘息、花粉症、手足の冷えなどの症状が改善したという結果が出ています。他にも高断熱住宅の健康への影響については国土交通省、様々な研究機関より様々な調査・研究結果が発表されています。
断熱グレードと症状が出なくなった割合
算出方法 | 転居後の住宅の断熱グレード |
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改善率=
新しい住まいで出なくなった人
前の住まいで出ていた人
|
グレード3=Q値4.2 (H4年省エネ基準レベル) グレード4=Q値2.7 (H11年省エネ基準レベル) グレード5=Q値1.9 |
算出方法 |
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改善率=
新しい住まいで出なくなった人
前の住まいで出ていた人
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転居後の住宅の断熱グレード |
グレード3=Q値4.2 (H4年省エネ基準レベル) グレード4=Q値2.7 (H11年省エネ基準レベル) グレード5=Q値1.9 |
約 700 件・2400 名の協力を得て、転居による寒冷感や健康性の変化に関する調査(第二次調査)を行ったところ、高断熱住宅に変わることで、住まいの寒さ感が大幅に改善されること、健康障害の多くが現れなくなる傾向にあるということが示されました。
断熱性能が高く、高効率エアコンで室内の温度調整を行なうため、冷暖房費を節約、その効果が続きます。約65㎡ 1LDKのこの物件では1年間住んだものと仮定した場合、冷暖房費が施工前の年間約11万円から、施工後では同1.1万円ほどに抑えられると試算されます。
Before月平均冷暖房費 ¥9,020×12ヶ月=¥108,240
After月平均冷暖房費 ¥962×12ヶ月= ¥11,544
シミュレーション条件
渋⾕区 | マンション | 1LDK | 約65㎡ | ⼊居者数2名想定 | 平均外気温 16.1℃
*冷暖房費
燃料調整費を考慮しないことを前提に、エアコンのみの冷暖房を想定し弊社基準の温熱計算により算出しており、電⼒会社や契約プランによって異
なる場合があります(電気代は計算時点の単価を使⽤)。⽣活環境、物件の⽴地条件等により、実際の冷暖房費と⼤きく異なる場合があります。
*温熱計算
省エネ住宅設計⽀援ツール(主に【建もの燃費ナビ®】などの温熱計算ソフト)に、物件の⽴地や構造などの条件に合わせた弊社基準を⽤いて施⼯前と リノベーション後の住⼾エネルギー消費量や冷暖房費(冷房負荷26度、暖房負荷22度、エアコンのシミュレーションを⾏ないます。そ の上で快適な住宅性能を備えるための施⼯計画を策定します。